ガラス製光ファイバーの製造法
1.母材(プリフォーム)
気相軸付け法(Vapor phase Axial Deposition;VAD) :水素と酸素の混合気体の火炎中で、高純度のSiCl4や屈折率に変化を持たせるGeCl4などを燃焼させることにより、不純物の少ないガラスを精製し、種となる棒の上に積もらせ、棒を移動させることにより長くしていく方法である。内周部と外周部で添加物の種類や濃度を変えることによりGI型のコアの形成やコアとクラッドの同時形成ができる。大型の母材を精製する事ができるため、低コストで光ファイバ心線を製造することができる。
MCVD法(Modified Chemical Vapor Deposition):天然水晶から精製された石英管を、外側から水素バーナーで加熱すると同時に内部にSiCl4やGeCl4などの気体を送り込んで堆積させる方法である。送り込む添加物の種類や濃度をコントロールすることが容易であるため、屈折率分布が複雑なファイバーや、特殊な元素をドープしたファイバーを比較的容易に製造することができる。このようにして内部に物質が積層された石英管をさらに加熱し、中心部をつぶして母材とする。
2.線引き
製造された母材を縦方向にして約2000℃にした電気炉にいれ、石英が溶けて自重で糸状に引き伸ばされて垂れてきたものを、保護樹脂で被覆して巻き取り、光ファイバー素線とする。